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30年後の姿を見せろ [本]

毎日新聞で昨年1年間(2010.1.1~12.31)、連載していた宮本輝さんの小説「三十光年の星たち」。
しみじみといろいろなことを考えさせられる小説だった。
終わり方がやや唐突な気もしたけれど、それは一冊の本にまとめたときには印象も変わってくるだろうと思う(書籍化するにあたっては、多少加筆・修正されるでしょうし)。

「一人の人間を評価するには30年が必要だと思う。30年間自分の決めたことを持続できたかどうか。そのような人間の見方、人生への向き合い方を、今ほど忘れている時代はない。明日の1000円より今日の100円、それどころか今すぐの30円をむさぼるような流れに世界中がなっている。時を待てない強欲さが、行き詰まった世の中を作ったのではないか」

上記は、新聞連載開始前に宮本輝さんが語った言葉です。
今日の記事のタイトルにした、「30年後の姿を見せろ」は、宮本輝さん自身が芥川賞を受賞したあと、作家としての決意を語ったときに、言われた言葉なのだそうです。
「そんな決意なんて信じない。30年後の姿を見せろ」と。

今、この段階での決意なんて、信じない。
決意を口にするだけじゃなく、30年間、決意したことを続けられるかどうか、生き方(行動)で見せてみろと。。
すごい言葉だ。

「30年後の姿を見せろ」のフレーズは小説中にも出てくるのですが、これを読んだとき、私も「30年後の姿を見せろ」といわれたような気になった。
でも、そんな覚悟・決意をもって、物事に向かうなんて、私にできるかな。

あ、またちょっと暗めになってしまったーー。

三十光年の星たち (上)

三十光年の星たち (上)

  • 作者: 宮本 輝
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 2011/03/12
  • メディア: 単行本



三十光年の星たち (下)

三十光年の星たち (下)

  • 作者: 宮本 輝
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 2011/03/12
  • メディア: 単行本


***
実は、この小説、毎日せっせと切り抜きをしてたのですが、1日だけ抜けたんですよね。
「切り抜いてない!」と気づいたときに、すぐに物置にしばって置いている新聞紙の束の捜索にかかればよかったのですが、気づいたのが晩で、そのうちやろうと思っているあいだに、母が廃品回収に出しちゃった。
で、そのときは「あー、切り抜くの忘れてたー。グズグズしてたから捨てられちゃったぁ。ま、いっか、てへ^^」ぐらいの感覚だったのですが、あとでふと「1年間毎日、新聞を切り抜くことすらできない人間が、30年のロングスパンを考えることなんてできるのか?」と思ったんですよね。
「そんなんで『感動した~』なんて、言ったってそんなの誰が信じてくれるの?」と。

ほんと、何事も、続けることは難しいな。
ブログも、ほぼ毎日更新している人って、本当に尊敬する。自分がやってみて、その難しさってすっごいよくわかるから。

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